女タクシードライバーの事件日誌3「届かなかった手紙」

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作品詳細

女性タクシードライバーが同僚や客を巻き込んだ殺人事件を追うサスペンスドラマシリーズ第3弾!

タクシードライバーの春成衿子は、日々平均100キロの道のりを様々な客を乗せて走り回る日常を送っていた。そんなある夜、無線連絡が入る。娘の結婚話が不満で悪酔いした営業所長の大城がほかの客と口論になっているというのだ。衿子はその居酒屋に急行し、現場をおさめる。それだけでは済まなかった。衿子はその客・仁科を送っていくことになる。ところが仁科は行き先を指定するわけでもなく、「新宿方面にでも行ってくれ」と言ったきり黙りこむ。車中にはラジオの声だけが流れ続けている。と、突然仁科がラジオのボリュームを上げるよう身を乗り出した。ラジオではタクシードライバーと結婚することになったという女性からのハガキが紹介されていた。ハガキに綴られているその女性の生い立ちを聞いて仁科は忍び泣いていた。その頃、衿子の同僚・近藤は行きつけのラーメン屋で流れる同じラジオ番組を聴いていた。近藤はそのラーメン屋の娘・多恵に片思いしているのだ。しかし、紹介されているのが多恵が出したハガキだとわかり、耳を疑う。そこへタクシードライバーの大田がやってきた。仲よさそうな二人を見て、近藤は自分が失恋したと覚る。 数日後、衿子たちの営業所に刑事たちがやってきた。公園で殺された男の遺留品の中にタクシーの領収書があったというのだ。男は衿子が新宿へ乗せて行った仁科だった。

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