作品詳細
地元ケーブル局記者のヒロインが事件を解決する賀来千香子主演のサスペンスシリーズ第4弾!
浦嶋神社に取材に行った凛子が、老人ホームに入院中で痴呆の症状がある久保道代、付き添いのヘルパー・八幡春香、そして、2人と顔見知りらしい阿部文男という男と仲良くなった。やはり春香の出張ケアを受けている阿部は、神社近くにある昔ながらの駄菓子屋の主人。店にはレアものの玩具が眠っているらしく、凛子が訪ねた日も、井川という骨董商が札束を机の上に積んで、売るよう迫っていた。だが、金には全く関心がない阿部は、井川を無視して追い返す。阿部の宝物は、玉手箱のようなに箱に人れた“亀の涙”と呼ばれる1個のビー玉のようであった。翌日、この駄菓子屋を訪ねた凛子は、首を吊った状態で死亡している阿部を発見した。警察は、自殺他殺の両面から捜査を開始。だが、凛子は、井川が押し付けるように置いていった札束や、いくつかのレア物の玩具、さらに“亀の涙”が入った箱も消えていたことなどから、自殺に見せかけた殺人とにらむ。