11月11日開催！『暴走外科医がやってきた』風田（フォンティエン）登壇イベントレポート

　2023年、台湾のドラマアワード「金鐘奨」で作品賞・主演女優賞など４冠に輝いたハートフル・ラブコメディ『暴走外科医がやってきた』。ホームドラマチャンネルで8月から日本初放送され、12月12日から再放送される人気ドラマのイベントが11月11日、東京・台湾文化センターで開催。本作でヒロインが転任する病院の研修医・アグイ役を務めた日本人出演者・風田（フォンティエン）が登壇し、ファンの大歓迎を受けた。

　ファンが待ち受ける中、190cmの長身をジーンズとTシャツ、ジャケットに包んだ風田が登場すると早速トークが開始。台湾のアイドルグループ元SpeXialのメンバーで俳優・モデル・タレントとして活躍する風田は、台湾では大人気！青森県出身で台湾に活動拠点を移し、芸名を「風田」にしたのは、本名の豊田と中国語の発音が同じだからとの話に始まり、子供時代の写真も披露され、会場からは「かわいい～！」という声が上がる。年末は台北市の年越しイベントの司会の一人にも選ばれたそうで、活躍ぶりが伝わってきた。

　続いてドラマについての話題に移り、「期待せずにオーディションを受けたら合格して自分が一番びっくりした」という話や、「手術シーンがリアルで血のりも何種類も用意されていて、血が苦手なのはアグイと同じなので、イヤそうな顔はガチです（笑）」といったエピソードを教えてくれた。共演者のジャネル・ツァイとベラント・チュウのメッセージ動画が流され、それぞれに対して風田がコメント。ジャネルについては「ベテランだけれど気さくに話しができる人。今回の（主演女優賞）受賞は僕もうれしい」と受賞を喜んだ。また、ベラントは「役者になるために生まれてきた人で、とても尊敬している」とのことだ。

　次に記者による質疑応答が行われた。自身と役柄との共通点を聞かれて「父が作業療法士で母が看護師なので、子供の頃は病院に入り浸っていて、将来の夢は医者でした。アグイはそんなピュアな頃の僕と似ていると思います」とプライベートな情報を交えて回答。また、台湾でグルメバラエティのMCを務めているだけあり「台南の牛肉スープがおすすめ」と、グルメ情報も教えてくれた。ここでイベントの第１部が終了し、「本日はお越し下さりありがとうございます。日本のファンと触れ合う機会はほぼないのでうれしかったです。もっといい作品でお会いしたいです」と挨拶していったん退場。

　第2部はドラマにちなんで、聴診器を掛け白衣姿で再登壇。MCから出題される「究極の選択」に答えつつ、募金詐欺にあったことや大家さんとちょっと仲が悪い、といったびっくりの近況も飛び出した。その中でも「A:大金持ちだけど余命5年」or「B:極貧だけど余命80年」の選択では、最初「健康が一番だからB！ 歳をとったら田舎暮らしもいいので、お金はいらない」と選択。ところが、すぐに「あー、Aもいいですね。人にいっぱいいいことをして英雄になって死にたい」と、ブレブレの態度がファンの爆笑を誘った。

　そして、あらかじめ寄せられたファンのお悩みに答える「教えてDr.風田」コーナーに。「中国語の勉強法は？」には「笑われてもみんなと話す。優しい人を見つけて何度でも聞く。そして勇気！」とアドバイスし、「台湾で友だちを作るには？」との質問には「陽キャになれ！」と即答。明るい風田の回答に会場は大いに盛り上がった。アットホームなイベントはこれで終了。だがこの後、ファンとの2ショット撮影会と私物プレゼント抽選会が行われ、最後までサービス満点の内容でファンを大満足させた。