京都金沢雪女殺人事件

作品詳細

地元ケーブル局記者のヒロインが事件を解決する賀来千香子主演のサスペンスシリーズ第8弾!

吹雪の雪女峠を車で走行中に動けなくなった凛子が、近くの雪守神社に向かう途中の堂島正輝と白石ゆきというカップルと遭遇。2人がろうそく作りの職人だと知った凛子は、すぐに取材を申し込んだ。2人が働いている店は、京都市内にある創業300年の老舗『ともしび屋』。当主は、七代目の堂島秀光で、秀光の息子の正輝、先代の息子で秀光の甥に当たる堀田温志、見習のゆきが職人として働き、他に秀光の後妻の聖美がいる。正輝らの話を聞いた凛子は、取材がすんなり進むと思った。取材当日、『ともしび屋』を訪れた凛子は、店で世代交代が絡む意見の対立があると知った。体力の衰えを考えた秀光が、1年以内の引退を宣言。その秀光に、八代目に指名された正輝は、ゆきとの結婚を認めるよう迫ったのだ。5年前、交通事故で右腕が不自由になった正輝は、使用人だったゆきの献身的なサポートで、元通りろうそくを作れるようになった。だが、秀光は、2人の結婚に色よい返事をしない。温志は、本来なら自分が八代目を継ぐ立場にあったことから、複雑な表情を見せた。
そんな折、重要な取り引き先の仏具屋『永光堂』社長・黒谷栄吉が現れたことから、正輝とゆきの結婚が祝福されない理由が明らかになった。実は、正輝が黒谷の娘・紅子と結婚した5年前、2人が乗った車が雪女峠で事故を起こし、紅子が死亡していたのだ。事件はその翌朝に発生した。店の作業場を訪ねた凛子は、黒谷の他殺死体を発見したのだ。

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