<シネマ歌舞伎>『春興鏡獅子』

作品詳細

勘三郎 渾身の舞台がふたたびよみがえる!

「春興鏡獅子」は勘三郎が祖父(六世尾上菊五郎)から父(十七世中村勘三郎)を経て譲り受け、鍛練を重ねた演目。二十歳の年に初演して以来十七回演じ、自身が特別に大事にしていた演目である。本作は、勘三郎最後の「春興鏡獅子」となった、平成二十一年一月「歌舞伎座さよなら公演」での舞台を収録。

江戸城の大広間。小姓の弥生がお鏡曳きの余興として舞を披露することとなった。秘蔵の獅子頭が祭壇に祀られ、家老らは今や遅しと、弥生を待ち構えている。姿を現した弥生は、恥ずかしさに一度は逃げ出すのだが、観念して舞を披露し始める。手踊りに始まり、習い覚えた踊りを次々と披露していく。やがて祭壇の獅子頭を手にした弥生に、獅子の精が乗り移り、獅子の狂いを見せはじめる。
(上演:2009年/平成21年1月・歌舞伎座/公開:2013年/平成25年11月)

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