●ゾンビがあふれた終末世界に、奇しくも生き残ってしまった図太い女子高生の物語。主演の一人に抜擢された高橋さん。その話を聞いたときの気持ちは?
本当に夢のようでした。女優さんになりたくてAKB48に入りましたし、ずっとお芝居をやりたいと言っていたんですけど、ほとんど経験のない中でいきなり主演と言われたのでびっくりしました。でもすごく嬉しかったです。

●主演のプレッシャーはなかった?
それが始めはなかったんです。何も知らなかったから(笑)。でも本読みを始めてからものすごく不安になりました。監督さんと話しながら役作りをしていったんですけど、だんだん迷走してきて、楽しみって気持ちだけじゃできないなって思い始めて。遅いでしょって話なんですけど(笑)。

●堂々と演じられていたように見えましたよ?
私と大和田南那ちゃん(2017年3月AKB48卒業)、川栄李奈さん(2015年8月AKB48卒業)の3人で主演させていただいたんですけど、中でもメインの役の子(大和田さん)が後輩だったので、先輩として支えないとなって思いもあって、それが気持ちの上では大きかったですね。あと川栄さんという演技が上手い先輩がいて、いろいろ勉強させていただきました。

●高橋さんが演じられた睦美という役はどうでしたか?
睦美はスコップを武器にゾンビをガンガン倒していく役なんですけど、運動神経には自信があったので、アクションシーンは純粋に楽しかったです。あのスコップ、最初はスタッフさんの気づかいで軟らかい偽物だったんです。でも軟らかすぎて逆に壊しちゃって。結局重い鉄の本物を使うことに。それでも普通に振り回せました(笑)。逆に教室の中での日常のシーンは、普通の芝居が難しかったです。アクションは一発OKなのに、日常のシーンになると監督さんから「もう少し自然に」と指示れたりして。お芝居の難しさを感じました。

●印象に残っているシーンは?
初めてゾンビと戦うシーンです。ゾンビ好きでバイオハザードとかよく見るんですけど、ゾンビに襲われるってこんな感じなんだと思いました。でもバイオハザードのゾンビとは全然違って、走るの遅いし、すぐ倒れるし(笑)。これくらい倒せないとなって気持ちでがんばりました(笑)。

●まわりの反響はどうでしたか?
反響大きかったと思います。その時は全然わからなかったんですけど、ファンの方とか3年たったいまでも、「セーラーゾンビでファンになりました」と言ってくださる人たちもいて。あと、ゾンビと戦うときに言う「あー、めんどッ。汗かきたくないんだけど」ていうセリフがあるんですけど、握手会などであのセリフを言ってほしいってすごく言われました。自分ではそんなに決めゼリフみたいには思ってなかったんですが、印象に残ってくれてるのが嬉しいです。なので、次のドラマとかから、このセリフは結構耳に残るセリフなのかな?とか、客観的にみんながどう思うか考えるようになりました。

●高橋さん的におすすめの回は?
私、第6話が大好きです。その回の裁判の証言で私がすごい長いセリフを言うシーンがあるんですけど、そのシーンが終わって、大先輩の俳優さんに褒められたんですよ、「堂々としてるね」って。アクション意外のお芝居で初めて褒められたのですごく嬉しかったし、少し自信になりました。周りの方もすごく褒めてくださったんで、やっぱり良かったんだと思います。だから皆さんにもぜひ見てほしいです。


【放送作品情報】
【ドラマdeナイト24】「テレビ東京」で放送したドラマが次々と放送開始!
「セーラーゾンビ」 (全12話)
  [CS初放送][HD]

映画監督犬童一心×AKB48メンバーが贈る
“青春ポップホラー”ドラマ!
ゾンビが現れた終末世界で、セーラー服の女子高生たちが
若さと図太さといい加減さを武器に、
決死のサバイバルに挑む!
★放送日:6/14(水)スタート!
毎週(水) 深0:15~1:15(2話連続) 他

《高橋朱里 プロフィール》
1997年10月3日生まれ 茨城県出身
AKB48チーム4のキャプテンを務めるしっかりもの。
2011年2月のAKB12期研究生オーディションに合格。
総選挙の順位:
2012年、2013年→圏外、2014年→28位、
2015年→25位、2015年→15位と現在人気上昇中!