初回の収録を終えての感想を教えてください。
「これまで、やったことのないジャンルの仕事だったんですよ。局アナ時代もドラマのアナウンサー役で出演させていただいたことはあったのですが、役名をいただいて、しかもしっかりカット割りまでする撮影は初めてでした。31歳にして初体験をさせていただき、とても楽しかったです。久しぶりにスーツやパンプスを着用したので、新入社員のつもりで演じさせていただきました。」

オファーを受けて、最初にお芝居と聞いたときは、どのように思いましたか?
「恥ずかしいんですけど、実はアナウンサーを辞めようと思ったきっかけが、お芝居をやりたいと思ったからなんです。ナレーションの仕事をすることが局アナ時代も非常に多くて。小学生の男の子っぽい声とか、ちょっとセクシー風なお姉さんの声とか。そういう仕事をさせていただくうちに、知らない自分に出会えたことが、すごく楽しくて。自分が声の仕事をしていることをまったく気づかれないこともあったんです。初めてアニメ声で2時間、ゴールデンの番組のナレーションをさせていただいたときも、家族に報告したら見てくれました。でも、祖母から「まりちゃん1回も出てなかったね」と言われて逆にうれしくて。自分じゃない何かになれることがすごく楽しいことだって気付いたんです。表現する仕事をしたいんだって。だから「食べドラ」では、ホームドラマチャンネル広報部・田部満莉子(たべまりこ)になりきって、いっぱい恥をかきたいと思います(笑)。」

お芝居ということで、緊張はしなかったんですか?
「特別な緊張はしませんでした。いつも、どんな仕事も、すんごく緊張しています!アナウンサー時代の目標はユーティリティプレーヤーになることでした。ロケから実況、リポーター、ナレーションといろいろなことを担当させてもらいました。だからこそ今、タレントとして活動するベースを日本テレビさんに作っていただいたんだなって思っています。」

カメラが止まっている間も結構、食べてらっしゃいましたね(笑)。
「めちゃくちゃおいしかったんですよ。もう我慢できなくて、スタッフのみなさんにも食べていただきたいって思ったほど。リアクションに関してはほぼ素です。普段からオーバーリアクションって言われることが多くて。妹と弟にも「リアクションが大きすぎてウザい」って、よく言われてきました(笑)。局アナ時代も先輩から「顔、顔」って注意されることも多く、私が悩んでると、どうやらすぐにわかるらしくて。自分では隠しているつもりなんですけど、まったく隠れてないみたいですね(笑)。」

最後に番組を見てくださる方たちにメッセージをお願いいたします。
「私のことを応援してくださる方は「まりえちゃんがお芝居?」って心配する方も多いと思うんです。でも、私自身もドラマを見ることは大好きですし、食べることで知らないドラマに出会えることはすごく楽しみ。ドラマのお料理に興味がある方は、きっとたくさんいらっしゃると思うので、その味をみなさんにしっかり伝えたいです。「食べドラ」がドラマを楽しめるツールのひとつになれば、私もうれしいのでぜひご覧ください!」


【放送作品情報】
「食べドラ」 [テレビ初放送]
  食×ドラマの化学反応で楽しむ新感覚ドラマ!
  元アナウンサーの上田まりえが本格演技に挑戦!


★放送日:毎週(土) 午後0:15〜 他

『食べドラ 第1回 「鬼平犯科帳」』
『食べドラ 第2回 「イ・ジュンギ★プロジェクト」 』
『食べドラ 第3回 「熱中時代・刑事編」』

ホームドラマチャンネルで放送する番組を食の観点からピックアップし、
思わず食べたくなる食事とともに作品の魅力を隅々まで伝えていく
チャンネルオリジナル番組。上田まりえが、ホームドラマチャンネルの
広報部員という設定で登場し、ドラマ形式で展開していく。

《上田まりえ プロフィール》
‘86年9月29日鳥取県生まれ。元日本テレビアナウンサー。
日本テレビ退社後は、タレントとして活躍。
情報番組「5時に夢中!」(TOKYO MXほか)に、
アシスタントとしてレギュラー出演中。