■ 今回の役どころについて教えてください。
ジョン・シャオシー(鍾少曦)という、一見アネゴ肌に見えて、少女のような心を持ったギャップがある役を演じました。

■久しぶりに共演したプリンス・チウさんの成長したと思う点は?
プリンスと共演したのは5年前なので、再会した時、大人の男性になったなと思いました。視線とか、演技のスタイルとか。それだけじゃなく共演者の面倒見もいいんです。

■ ライリーの印象は?
撮影前に一緒に演技のレッスンを受けたのですが、その時ライリーが自作自演で演じた姿がチンピラみたいで怖かったです(笑)。でも同時に、なんとも言えない特別な印象を受けました。とてもオープンでゆるい人という感じです。ライリーが演じたジンリーは、怖いもの知らずでちょっと悪いタイプの男性なので、ぴったりのキャスティングだと思います。

■ 撮影現場で何かはやっていたことは?
待ち時間がとても長いので、よく共演者同士でしりとりみたいなゲームをして遊んでいました。歌手の名を誰か一人挙げて、その人の歌を思いつく限り歌っていくというものです。他の人にはわからない、くだらないゲームですけど(笑)。

■ 高校生の役を演じられましたが、実際の高校生活はどんな感じでしたか?
私は中学生の時、芸能界にデビューしました。だから高校時代は全然面白くなくて、かなり苦労もしました。だからこのドラマはある意味夢みたいな感じです。普通の高校生が経験する楽しいこと、大変なこと、あるいは恋愛ごとなど、自分ができなかったことが体験できました。

■ 当時実際にやってみたかったことは?
合コンみたいなこと! 一度も行ったことがないし、同じ高校の彼氏もいませんでした。なんだか自分は歳を重ねるほど子どもっぽくなって、楽になっていく気がします。昔は勉強しながら仕事をしていたので、ずっと気を張っていて、まるで大人みたいな子どもでした。

■ 劇中、好きな人と会うと特定の曲を思い出すという設定ですが、恋に関する思い出の曲は?
それは経験ありです。タイトルは忘れてしまったんですが、女性歌手の歌で女の子が男の子に甘える感じの歌です。高校時代、当時の自分と初恋の人に状況が似ていたので、好きになりました。私は目が覚めてからもベッドでだらだらしているのが好きだったんですが、この曲を目覚まし時計に設定したら、彼のことがすぐに思い浮かぶので、嬉しくてシャキッと起きられるようになりました。ドラマではリージェンと私がママのお腹にいた時、お互いの両親が同じ歌を聴かせていました。だから二人にとっては偶然じゃなくて、ある意味胎教だったんです。

■ 原題『稍息立正我愛你』の「稍息」と役名シャオシー(少曦)は同じ発音ですが役柄との関連は?
この名前は私たちのキャラクターと深く関係しています。「稍息」というのは「休め」という動作で、ある動作の準備段階でもあります。シャオシーは、これといった得意なこともなく、容姿も十人並み、勉強も何もかも普通。リージェンに会うまで、どうして前を向かなきゃいけないのかわからない、目標がないような女の子でした。そういう彼女の内面を表して音にかけています。

■ 視聴者の方へのメッセージをお願いします
青春を謳歌している若い人から大人まで楽しんでいただけるドラマだと思います。若い人にとっては一緒に青春時代を過ごすように寄り添える内容ですし、大人にとっては過去を思い返すきっかけになると思います。過去に後悔したり勇気が足りなかったいう方がいたら、このドラマでたっぷり充電をして、これからの未来に備えてもらえればと嬉しいです。


【放送作品情報】
『アテンションLOVE』(全30話) [日本初放送][未DVD化][日本語字幕版][HD]


台湾を代表するイケメン俳優・王子ことプリンス・チウ×ライリー(元SpeXial)共演の胸キュン青春ラブコメディ!

★放送日:10/5日(木)スタート! 毎週(木)深1:15~深2:15

《ジョアンヌ・ツァン(曾之喬) プロフィール》
1988年11月17日生まれ。
2002年、台湾史上最年少、エスター・リュウと組んだ女子ユニット
「Sweety」でデビュー。『嗨!Sweety』(03)などアルバム3枚を
リリース。ソロでは自身の出演ドラマ「結婚なんてお断り!?」(15)
のオープニング、「アテンションLOVE」(17)のエンディングなども
担当。代表作は「ティアモ・チョコレート~甘い恋の作り方」(12)、
「結婚なんてお断り!?」、「華麗なる玉子様~スイートリベンジ」(16)
など。2015年、第四回華劇大賞にて「我的寶貝四千金」でベストカップル
賞を受賞。女優、歌手のほかバラエティ番組の司会者など多方面で
活躍中。