●西田敏行さんが育ててきたハマちゃんを演じることに、プレッシャーはありましたか?
「僕自身、小さい頃からマンガと映画の大ファンだったので、正直最初は、“えっ? 俺がハマちゃんをやるの?”と複雑な思いでした。誰からも愛されるハマちゃんを演じるのは大変なプレッシャーで、正直つらかったです。でもその後、西田さんがスーさんを演じることが決まって、“これはえらいことになったぞ”と(笑)。西田さんの男気を感じましたし、“天下の三國さんが演じたスーさんを演じるのは、僕も緊張します。濱田くんのステキな感性で、思う存分やって下さい!”と励まして頂いて…。元漁師の父も、作品のファンだったので、生きていたら喜んだと思います」
●ハマちゃん&スーさんのやりとりは、映画同様アドリブが多かったそうですね。
「アドリブの宝庫で、稀代のナックルボーラーと呼ばれる西田さん。どう受けてどう返すのか…毎日が勉強でした。映画でのハマちゃんと佐々木課長(谷啓)のやりとりも、本番一発で生まれる賜物らしいです。西田さんは、”谷さんはオシャレな方だから、お芝居はジャズのセッションのような感じでしたよ”と笑っておっしゃっていましたが、ふと、ハマちゃんが佐々木課長の口に思い切り指をツッこんでいるの思い出して…。“どこがジャズなんだ!”と心でそっとツッこみました(笑)」
●三國さんが演じるスーさんと西田さんが演じるスーさん、それぞれ魅力的ですよね。
「そうですね。三國さんは、社長ならではの品位を大切にされていて、
英国紳士のような振る舞いやファッションがステキだなと思いましたが、
西田さんが演じるスーさんは、叩き上げで会社を築き上げてきた感じが
にじみ出ていると言いますか…ガテン系の強さも感じられる。
違う魅力がありますよね。
衛星劇場では、5月から映画版が第1作目から放送されるとのことなので、
見比べて楽しんで頂ければ嬉しいですね。いや、でも、恐れ多い!
やっぱり役者としては怖いなぁ(笑)」
●破天荒で打算がなく、ピュアなハマちゃんの人柄が、
作品の最大の魅力ですよね。
「社会性がないと捉えられる面もありますが、
人間的に素晴らしいハマちゃんだからこそ、
修羅場を潜り抜けてきたスーさんが心を開き、
みち子(広瀬アリス)さんのような美人が彼女になるんですよね。
”出世やお金じゃなく、
人としてどうステキに生きるかが大切”
そんなことを教えてくれる作品です。
日常で起きるドタバタを、思う存分笑って下さい!」
【放送作品情報】
「釣りバカ日誌 新入社員 浜崎伝助」(全10話)
[CS初放送][HD]
★放送日:
5/12(木)スタート!毎週(木)深0:15~1:15 他
「「釣りバカ日誌」放送記念特番」
(全1話)
[無料放送(ノースクランブル放送)][ベーシック初放送]
[オリジナル番組][未DVD化][HD]
★放送日:
5/7(土)後9:30~9:45 他 ※リピート多数有
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